店舗看板の主流は欄間看板

 最近は個人店舗でも欄間看板を付ける所が多くなってきた。チェーン店などを見ていると一番いい場所だということが分かってきたのだ。最近ではお店のドアは自動ドアが多いのだが、その上に目をやるとお店の名前が大きく見える。歩いていて一番目に入り易い場所なのだ。

 欄間看板の材質で、一番多いのがアクリル板に粘着シートを貼ったものだ。看板の内部には蛍光灯が何本も入っていて、夜でも周囲を明るく照らすので、防犯上も役立っている。それには、お店の中の照明器具もそうだが、欄間看板が大きな役割を果たしている。

 さらに最近では地震などで看板が落ちて下にいた人が怪我をしないように、アクリル板ではなく繊維の入った破けにくく、燃えにくいビニールシートが使われているものもある。このシートにお店の看板デザインを印刷し、看板の金属部分に展張しているのだ。また、照明器具も蛍光灯ではなく、省エネ照明であるLEDが多く使われるようになってきた。蛍光灯のように切れたりしないので、交換する手間が省けて、メンテナンスが楽なのである。

大きくて明るい欄間看板

 欄間は、日本建築で大黒柱と共に大切なものとされているが、お店づくりでも欠かせないのが欄間看板である。コンビニエンスストアを始めとした、チェーン展開している店舗には必ずファサード看板とも呼ばれる欄間看板が設置されている。お客の視線に一番近い場所に照明の付いた横長の看板を付けることで、お店のブランドを訴求するのが目的だ。

 日本建築とは全く違う意味で使えわれているのだが、設置されている場所が一番欄間と呼ぶのに適した場所なので、このようなネーミングがついたのだという。従来は同様の場所に木製の看板などを着けていたが、目立たせるために看板を横に伸ばして、中に蛍光灯を入れて明るくしたものが欄間看板である。

 このような店舗づくりにすれば、袖看板やスタンド看板が必要ないので、非常に効果的で、遠くからでも見えるようにもう一つ大きなポール看板を付ければいいのだ。明かりとりのために考え出された欄間が、現代では一晩中お店やその周辺を明るくする照明として使われているのも面白い現象である。

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